社会人入試コース
「社会人入試」とは一般に「受験生の社会人経験を評価の対象とする入試制度」のことを言います。「学部1年次入試」、「学部編入試験」、「大学院入試」に取り入れられていますが、受験制度として明確な規定はないので、一口に「社会人入試」と言っても内容は大学や大学院によって異なります。
一般的には、一定の条件(「社会人経験3年以上」や「年齢25歳以上」等)がある受験生に対し、
1.筆記試験のうち、語学試験を免除したり、難易度の低い問題にする
2.筆記試験のうち、専門科目を小論文にする
3.筆記試験を全て免除し、書類審査及び面接試験のみとする
などを行う入試が社会人入試です。
ですから、合格のカギは「書類」「面接」「小論文」と言えます。ここに「英語」の対策を加えておくと受験の選択肢がさらに増えます。
社会人入試 試験までの流れ
まずは「受験資格の有無」を確認することが大事です。「社会人入試」という制度は、明確な規定がありません。「正社員として3年以上職にあった者」といった厳しいものから、「高校卒業後3年以上経過した者」といった緩やかなものまで、各大学・大学院が独自に様々な基準を設けています。ですから、自分がその規定に入るか否か、確認が必要なのです。大学によっては「AO入試」という名の下で社会人入試を行う場合もあるので注意して下さい。
入試の時期は、「秋入試」が9月〜11月ごろで、「春入試」が1月〜3月ごろです。一般には秋入試の方が多いと言えます。
出願に際しては、大学の場合は「志望理由書」、大学院の場合は「志望理由書」や「研究計画書」が要求されるのが一般的です。一見、一般入試とあまり差がないようですが、実は社会人経験をうまくアピールできるか否かが、合否が大きく左右される重要ポイントでもあります。